前回は、軽ワゴンを黒ナンバーにするための流れを説明しました。
今回は構造変更審査を受ける前にやっておくべきポイントをご紹介します。
整備工場に依頼せずに、自分で申請から持込みまで行ってみましたが思っていた以上に簡単でした。
わからない事は、軽自動車検査協会に聞けば親切丁寧におしえて頂けます。
それと車種・装備により最大積載量は変化しますのでご了承ください。
ポイント① 車両整備
軽自動車検査協会で、構造変更審査を受ける前に継続検査を行います。
「継続検査=車検」なので車両整備をする必要があります。
ブレーキオイル・バッテリー・タイヤ溝・灯火類・ヘッドライト光軸等
継続検査に合格しなければ、構造等変更検査を受けることが出来ません。
ヘッドライトの光軸調整は、事前に検査協会近くのテスター屋さんで調整することをおすすめします。
テスター屋さんの光軸調整料は地域にもよると思いますが、1,000円ほどだと思います。
ポイント② 後席シートを外す
軽自動車検査協会で確認したところ、軽ワゴンを貨物登録するときは、後席シートを外すだけで大丈夫だそうです。
それと
スペアタイヤを外しておいた方が良いとアドバイスを受けました。
ガソリンも満タン状態よりも10リッターほどの状態にしておく事もポイントです。
理由は「最大積載重量を稼ぐため」とのことです。
スペアタイヤは、道路運送車両法の保安基準で義務づけられたものではないので、積んでいなくても問題なく車検に受かります。
(車検場で見られることもありません)とはいえ検査終了後は、スペアタイヤをもとに戻しておくことをおすすめします。
平成20年式のズズキエブリーワゴン(DA64W)で最大積載量200kgを確保することができました。
最大積載量のシールは、軽自動車検査協会窓口で購入できます。
荷台の加工(コンパネ等)は、検査終了後に行うことをおすすめします。
なぜなら加工物の重量分、最大積載量を減らすことになるからです。
申請に必要な書類、構造変更等検査の予約の取りかたなどは、軽自動車検査協会のホームページを参照して下さい。
軽自動車検査協会ホームページ
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車検証の変更箇所
用途 乗用→貨物
車体の形状 ステーションワゴン→バン
乗車定員 4名→2名
最大積載量 0kg→200kg
費用
整備費用 車の状態による。
光軸調整料金 1,000円(税込み)
構造変更申請手数料 1,400円
自動車重量税 5,200円
自賠責保険料(24カ月) 25,070円
最大積載量シール 200円
整備費用を除いた総額は、32,870円でした。
まとめ
構造変更申請は、車検をあらたに取り直すことになりますので、所有車両の車検満了日がいつなのかを
把握したうえで判断されると良いと思います。
株式会社エーラインエーラインエクスプレスは、軽貨物事業にチャレンジする方を応援しています。