軽ワゴンを黒ナンバーにする手順|エブリイワゴンなどの構造変更と届出の順番

2026年10月更新:2022年10月27日から、軽ワゴン(軽乗用車)は構造変更をしなくても黒ナンバーにできるようになりました。この記事では、次の2つの方法を紹介します。

  1. 構造変更なしで黒ナンバーにする(手続きが簡単。積載量に上限あり)
  2. 構造変更して貨物車として登録する(積載量を増やしたい場合)

軽ワゴンで軽貨物を始めるときの2つの方法

① 構造変更なし② 構造変更あり
車検証の用途乗用のまま貨物に変わる
積める重さの目安運転者のみ 165kg(4人乗りの場合)車ごとに決まる(当社のエブリイワゴンでは 200kg)
後ろの座席外さなくてよい外して検査を受ける
検査不要構造等変更検査(予約制・車検を取り直す)
手間と費用少ない多い

「まずは小さく始めたい」「荷物は軽いものが中心」なら①、「たくさん積みたい」「本格的に続ける」なら②か、最初から軽バン(4ナンバー)を選ぶのがおすすめです。

① 構造変更なしで黒ナンバーにする(2022年10月から)

流れは軽バンの場合とほぼ同じです。

  1. 営業所を管轄する運輸支局に、経営届出書・運賃料金表・事業用自動車等連絡書・車検証(写し)を出します。軽乗用車を使う場合は、届出書の余白などに「乗用」と書きます。
  2. 確認の印が押された連絡書を受け取ります。
  3. 連絡書と車検証(原本)を持って軽自動車検査協会に行き、事業用(黒ナンバー)に変更します。

積める重さには上限があります。4人乗りの軽乗用車の場合の目安は次のとおりです。

  • 運転者だけ:165kg
  • 運転者+1名:110kg
  • 運転者+2名:55kg
  • 4人乗車:軽貨物の仕事には使えません

(出典:国土交通省「貨物軽自動車運送事業における軽乗用車の使用について」)

軽バンの場合の手続きの詳細は、黒ナンバーの取り方をご覧ください。

② 構造変更して貨物車として登録する(私の体験)

ここからは、2022年以前に私が実際に軽ワゴンを構造変更して黒ナンバーにしたときの流れです。今も、積載量を増やしたい場合はこの方法が使えます。

最初にぶつかった疑問:構造変更が先?届出が先?

運輸支局に「経営届出書」「事業用自動車等連絡書」「車検証」を出す流れは軽バンと同じです。
しかし、軽ワゴンを貨物車にするには「構造等変更検査」が必要です。

構造変更が先なのか、届出が先なのか。「事業用自動車等連絡書」はどう書けばいいのか。車検証には最大積載量も書かれていない……。困ってしまいました。

同業者や整備工場に聞いてもわからなかった

同業者に聞いても「誰かがやった気がするけど……」というあいまいな答えでした。整備工場でも「構造変更と黒ナンバー登録の手順はそれぞれわかるが、同時にする方法はわからない」とのことでした。

軽自動車検査協会に相談して解決

困った末に、軽自動車検査協会の審査官に相談しました。「軽ワゴンの構造変更と黒ナンバー登録を同時にするにはどうすればいいか」と聞いたところ、丁寧に教えていただきました。

手順

  1. 運輸支局の窓口で「経営届出書」「事業用自動車等連絡書」「車検証」を出す
  2. そのとき「車両は構造変更をする」と伝える
  3. 連絡書に「要構変(要構造変更)」のスタンプが押される
  4. 連絡書と車検証を持って軽自動車検査協会へ行き、「構造等変更検査」を受ける(事前の予約が必要です)
  5. 合格すると、貨物車として最大積載量が書かれた新しい車検証と、黒ナンバーが交付される

構造等変更検査を受けると車検を取り直すことになるので、車検(継続検査)に通る整備が必要です。検査の手数料は2,800円です(2026年10月時点)。

準備のポイントと費用の目安は、黒ナンバーの構造変更のポイントにまとめました。

2025年4月からは安全管理者の選任も必要

どちらの方法でも、2025年4月からは営業所ごとに「貨物軽自動車安全管理者」を選び、講習を受けて運輸支局に届け出ることが義務になりました。1人で事業をする場合も対象です。詳しくは黒ナンバーの取り方の「③ 貨物軽自動車安全管理者の選任」をご覧ください。

よくある質問

Q. エブリイワゴンでも黒ナンバーにできますか?
A. できます。2022年10月からは構造変更なしでも黒ナンバーにできます(積める重さは運転者だけで165kgが目安)。もっと積みたい場合は構造変更をします。当社では平成20年式のエブリイワゴン(DA64W)を構造変更して、最大積載量200kgになりました。

Q. 構造変更なしと構造変更あり、どちらがいいですか?
A. 手軽に始めるなら構造変更なし、荷物を多く積むなら構造変更ありか軽バンがおすすめです。仕事の内容(荷物の量や重さ)で選んでください。

まとめ

軽ワゴンでも、2022年10月からは構造変更なしで黒ナンバーにできるようになり、軽貨物を始めやすくなりました。今ある車を使えば、車の購入費用をおさえて始められます。

荷物が多い仕事なら、構造変更をするか、最初から軽バンを選ぶのがおすすめです。当社の軽バン専門店 Vanfit car sales では、運送の現場で使える中古の軽バンを扱っていて、黒ナンバーの申請もサポートしています。

株式会社エーラインエクスプレスは、軽貨物の仕事にチャレンジする方を応援しています。

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八王子の株式会社エーラインエクスプレスは、軽貨物の運送会社です。これから軽貨物を始める方を、車両・整備・お仕事の3つの面からお手伝いしています。

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受付:月〜土 9:00〜17:00

※ 制度や費用は2026年10月時点の情報です。手続きの前に、運輸支局・軽自動車検査協会の最新の案内をご確認ください。